米女優のミラ・クニス氏のNFTプロジェクト「ストーナー・キャッツ(Stoner cats)」のトークンが35分で完売したことで、ネコが再びイーサリアムネットワークの手数料高騰をもたらしている。
2017年にもネコベースのNFTプロジェクトであるクリプトキティーズが人気を博し、ネットワークでの手数料が高騰した経緯がある。
ストーナー・キャッツのローンチは、バグの発見で1日遅れで行われた。28日の朝に無事に行われ、公式ツイッターによるとわずか35「ニャー分(Meow-nutes:ミニッツを猫の鳴き声でもじった表現)」で完売した。ストーナー・キャッツのNFTは1匹あたり0.35ETHで10000匹が販売された。
We SOLD OUT in 35 meow-nutes!If you got a TOKEn, drop it here!— Stoner Cats (@stonercatstv) July 27, 2021
ストーナー・キャッツはミラ・クニス氏が製作したNFTアニメだ。声優にはクニス氏の他にアシュトン・カッチャー氏のほかにイーサリアム共同創業者のヴィタリック・ブテリン氏も参加するなど話題となっている。NFTを保有することで番組を視聴するアクセス権が得られる。シリーズ開始に伴い、NFTトークンが販売されたが、これが人気となり一部の買い占めが起きた。
分散型金融分析を手がけるDeFiプライムはツイッターで「また猫がイーサリアムを詰まらせたようだ」とツイートし、ETHのガス代が急騰したことを示すデータを投稿した。データによると、ガス代は200〜709ウェイで推移している。
$700k lost in Cats' failed TXs https://t.co/RczxG4xeAh— defiprime (@defiprime) July 27, 2021
さらにデューン・アナリティクスのデータによると、ストーナー・キャッツのトランザクション失敗で合計で344.4ETHが失われたという。
lmao someone just paid 5.8 ETH (and used up 20% of a block in gas) for a failed tx trying to mint 20 stoner cats https://t.co/JfvRtiGkm9— jimmy (@jimmyjames198) July 27, 2021
現在投資家はオープンシーに購入したストーナー・キャッツのNFTを出品しており、ブテリン氏が声優を務めるキャラクターは現在77ETHと9500%も値上がりしている。さらにセス・マクファーレン氏のキャラクターは420ETHの価格が付いている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン